« 映画「ブラッド・ダイヤモンド」 | トップページ | 北海道大グルメ祭でROYCE三昧! »

2007/04/09

映画「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」

Imo_tokyotower1

映画『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』の試写会に行った。

・・・完全にノックアウトされた。
誰にって、

Imo_tokyotower2 樹木希林

にだ。

これほど力まず自然に見える演技にはしばらく出会ってないような気がする。

この映画に描かれていることというのはすでに過去の出来事なわけだが、
樹木希林の演技を見ていると、まるで自分がリアルタイムでその場に居て、この親子のことを見ているかのような気になってくるのだ。

そしてオダギリジョー。
初めてこの人のことを「良い」と思った。
いや、今まで嫌いだったわけではなく、あまりまともに見る機会がなかった。
(先日『蟲師』の試写会を見たが、半分以上寝てしまったしな。)
『オーラの泉』に出演したときに、そのたたずまいからして暗~い感じで、「家にドクロの置物を置いている」とか「ジョニー・デップの『デッドマン』のポスターを貼っている」とか言うもんだから、江原さんや美輪さんから「そういう物を置いたりしていると悪い霊が寄って来るからやめたほうがよい」とアドバイスされてて、「ちょっとエキセントリックな人なのかな」という印象を持ってたんよね。
だから今回この映画で、オダギリジョーがこんなにやさしい表情の似合う人だとわかって、ちょっと意外でした。

Imo_tokyotower3

ちなみに私は原作も読んでいないしドラマも見ていない。
だからそれらと比較することは出来ないが、逆に先入観なく観れたのは自分にとっては良かったのかもしれへんなぁ。
(原作は以前から読んでみたいとは思っているのだが・・・)

オダギリジョーはこの作品への出演依頼があったとき、出るかどうか迷ったそうです。
というのも“ボク”と自分の境遇が似ていたからだそうで、彼は俳優を目指して東京に出てきてから、岡山に残してきた母親のことが心配で東京に呼び寄せたという実生活でのエピソードがあるらしい。
しかしその母親の「“ボク”を演じるアナタが見てみたい」と言う一言がきっかけで、出演を決めたのだそうです。

物語自体は『佐賀のがばいばあちゃん』のような教訓になるような何かが明確にあるわけではなく、この親子の半生が淡々と綴られていくという感じなのだが、オカンが愛情を持って息子や周りの人たちに接し、そして息子もまた(堕落した日々を過ごす時期はあっても)オカンの愛情をちゃんと理解し受け止めて育った人であるということ、それがとても大事なものとして私には伝わってきた。それが全てだと思う。
今ヘンな世の中になってきてるやん?いじめ、子供の自殺、毎日のように起こる殺人事件・・・思うにやっぱり親の育て方・子供への接し方って重要やし、その影響は大きいと思うんよ。
だからこの映画は小・中・高生にも学校で見せたらええんちゃうかなと思うくらい。


というわけで、5段階評価で表す場合
私の評価は ★★★★ (4つ)
“ボク”の友達でオカマの美容師(兼バーテンダー)の役をやっていた俳優さんって、『ハケンの品格』で森美雪に好意を抱いていた社員の人やろか?!
なんか最初映ったとき山口達也に見えて一瞬ビックリしたんやけど、よー見たら「あれ?『ハケンの品格』の人?!」と思ってまたビックリでした。
(3/30 そごう劇場での試写会にて鑑賞)


次回の映画記事は、『ロッキー・ザ・ファイナル』(試写会)、『バベル』(試写会)、『神童』(オンライン試写会)を予定。


◆東京タワー オカンとボクと、時々、オトン◆公式HP
原作:リリー・フランキー
脚本:松尾スズキ
監督:松岡錠司
主題歌:福山雅治「東京にもあったんだ」
出演:オダギリジョー、樹木希林、小林薫、内田也哉子、松たか子 他
上映時間: 2時間22分
4月14日(土)ロードショー


【お知らせ】
現在多忙&体調不良のためコメントの返信ができない場合があります。
(または返信にかなりの日数を要します。)
何卒ご了承くださいm(_ _)m
(TBはさせていただいております。)


【お知らせ・その2】
数ヶ月前からニフティ側の不具合により皆さんからのTBが入らない(あるいは時間帯によって入りにくい)という現象が続いています。
一度ニフティから「解決した」という連絡があったものの実際には解決しておらず、また近いうちに抗議する予定ですが、多忙のためまだ連絡できていません。
せっかくTBをくださったのに反映されない方々には大変心苦しいのですが、自力では解決できないため何卒ご了承くださいませ。
今後とも宜しくお願い致します。m(_ _)m

|

« 映画「ブラッド・ダイヤモンド」 | トップページ | 北海道大グルメ祭でROYCE三昧! »

コメント

こんにちは。私も樹木希林さんにやられました!
自然な演技が本当にリアルでもう涙が止まりませんでした。
抗がん剤治療のところなんか自分も苦しい気分になりましたよ。
私は原作も読んでいて、ドラマも観ましたが
映画版の『東京タワー オカン~』が一番良かったです!

投稿: しましま | 2007/04/11 10:07

希林さんの演技で、私が好きなシーンは、余命いくばくもないとき、オトン(薫さんが尋ねてきて、二人きりになるシーンです。あのたどたどしさは、なかなか他の人には出せないものだと思います。彼女自身モノスゴイ人生を送っています。彼女は、自分の出演した映画を観ないこととそのわけをパンフレットのなかで話していますが、わたし自身は、演技に魅了されたひとりとなりました。この映画に出会えて、「ヨカッタ」ですね。

投稿: 朱色会 | 2007/04/15 02:43

いもさん、お忙しいなか、TB&コメントをいただきありがとうございました。
名優・樹木希林はさすがうまいですね。
オダギリジョーは「ゆれる」をDVDで観た直後なので、イメージが重なってしまいました。

投稿: ぐら | 2007/04/15 07:28

亀さんたちのブログは、団塊世代の還暦オトコ3人で共同運営するものです。今後とも宜しく!

投稿: 亀さん | 2007/04/16 23:05

********************
返信が遅くなりスミマセンm(_ _)m
********************

> しましまさん

こんにちは!コメント有難うございます☆
樹木希林さんの演技にはやられましたね。
オカンの役が樹木希林さんだと聞いたときは「いかにもって感じだな」と思い、
特に期待もしてなかっただけに、あの自然な演技には衝撃を受けました。
しましまさんは原作も読み、ドラマも観られたとのことで、
私もいつか原作をきちんと読んでみたいです☆
また寄らせていただきますネ。


> 朱色会さん

こんにちは!コメント有難うございます☆
樹木希林さんといえばいまだに「ジュリ~~~!」のイメージが強くて(笑)、
今回これほど自然な演技をする人だとは思ってもみなかったので
本当に驚きました。
オトンが訪ねてくるシーンも良かったですよね。
訪ねてくる前にヘアスタイルのことを気にするところとかも。
しかし「自分の出演した映画を観ない」というのはすごい。
また寄らせていただきますね。


> ぐらんさん

こんにちは!コメント有難うございます☆
オダギリジョーの「ゆれる」、昨年見逃して後悔している映画の1つです。
観た人の評判もすこぶる良く、香川照之さんが割りとお気に入り
ということもあって是非観たいと思っていたのに、
結局タイミングが合わずに観れませんでした。。
出演する作品にもこだわりがある俳優さんという感じはしますよね。
また寄らせていただきますね。


> 亀さん

こんにちは。こちらこそ今後とも宜しくお願いします。

投稿: いも→皆さん | 2007/04/22 14:23

こんばんは。
すいません、誤ってまたTBしてしまいました。。
削除してくださいm(__)m

投稿: こーいち | 2007/04/27 00:55

昨日レイトショーで観てきました。やられました。号泣。鼻水まで出る始末xxxちょっと感情移入しすぎなんかもしれないxxx

「時効警察」を見てから、オダギリジョーを気になりだしたワタシですが、去年の映画『ゆれる』といい、彼は良い役者さんなんじゃないかと思います。
でもさ~、なんで男前なのにあんな髪型にするかなぁ・・・?映画ではしょうがないけど、日本アカデミー賞の時は毎回絶句してまうわ。でもそんなとこも好きかも...

投稿: たねや | 2007/05/13 00:58

たねやさん、わんばんこ~!

たねやさんも号泣やったかー。
私は宣伝で「泣ける」と言われると逆に冷めてしまう方で、
この映画も始めはハンカチも出さずに観てたんやけど、
最後らへんは涙ポローッ、鼻水ズルーッで、
今さらカバンからハンカチ取り出すのも「いかにも臭い」しで(笑)、
参りましたわ。

> なんで男前なのにあんな髪型にするかなぁ・・・?
>映画ではしょうがないけど、日本アカデミー賞の時は毎回絶句してまうわ。

ぶはは!そうやねん!
ワイドショーで見るたびに有り得へんような髪型ばっかりしてるから、
そういうとこからして「エキセントリックな人なんかなぁ」と思とったんよ。
でもこの東京タワーでイメージ変わりました。
『ゆれる』は香川照之も出てるし観たかってんけど、
結局都合がつかずに見逃してしまって後悔しきり。
CATVか普通のチャンネルで早く放映してくれへんかな。

投稿: いも→たねやさん | 2007/05/16 00:26

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 映画「ブラッド・ダイヤモンド」 | トップページ | 北海道大グルメ祭でROYCE三昧! »