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2006/12/09

映画「犬神家の一族」

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映画『犬神家の一族』の試写会に行った。

1976年に同映画を撮った市川崑監督のセルフリメイク。
私はその30年前のオリジナル版もテレビドラマも何度も観てストーリーをほぼ知り尽くしているのだが、それでもなお観たくなったのは、この作品自体が好きだからということと、もう1つは石坂浩二が金田一耕助役だったから。
金田一役は過去に何人もの俳優が演じているが、私の中では「金田一といえば兵ちゃん(石坂浩二)」なのだ。
あ、私も友達も「兵ちゃん」と呼んでいますが、これは昔「世界まるごとHOWマッチ」という番組で司会の大橋巨泉が石坂浩二のことを(彼の本名の「武藤兵吉」から)「兵ちゃん」と呼んでたことに由来しています。
石坂浩二を「兵ちゃん」、ビートたけしを「タケちゃん」と呼ぶ人は、HOWマッチを見てた人ですね。(笑)

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兵ちゃんのほかに、「よーし、わかった!××が犯人だ!」の名セリフ(?)の刑事役を、今回も加藤武さんが演じていて嬉しかった。
このセリフが出るたびにフガフガしてしまったわ。
それ以外の配役はほとんど一新されている。

犬神家といえばスケキヨ。
オリジナル版を知っているとあおい輝彦のイメージが強いが、今回スケキヨを演じるのは尾上菊之助。
犬神三姉妹の長女・松子を演じる富司純子とは実の親子なので、実生活さながら映画でも「親子役」で共演ということになる。
このスケキヨが白いマスクを外すときの顔の動きが怖くてさー。
怖いの通り越して笑けてくるくらい。(笑)
ただこの菊之助さん、珠世役の松嶋菜々子と並んだら小さいというか華奢でまるで子供みたいに見えるのね。
それがちょっと「ありゃりゃ」だったかな。
でも富司純子との鬼気迫る演技は目を見張るものがありました。

で、全体を通しての私の感想はというと、ストーリーを分かってて見ているのに、やっぱり奥深さに唸らされてしまった。
時代設定は昭和22年。遺産相続をめぐるドロドロした争い。
血縁関係のある者、ない者、そして「戦争」がもたらす悲劇も絡んでいて、ものすごく濃い内容だと思う。
次々と話が展開していくので、もしこの作品を今まで一度も観たことがない人が観るとしたら、是非白目にならないよう、しっかり観て欲しい。
もし少しでも白目になったら、その都度出てくる奥深い部分を聞き逃すことになり、もったいないと思う。

菊人形の首や、水面に逆さに突き出した足がリアルではなく「人形丸出し」だったのは意図的なのだろうか?
というのも、30年前はこのような形の殺人は「猟奇的」と表現されたと思うが、変な話、いまはこういう殺人が平気で起こる世の中になってしまった。
妙にリアルにして今のゲーム世代の子供たちの歪んだ好奇心をあおるようなことはあえて避けたのかも知れない、と思ったのだがどうか。
(やろうと思えば技術的にもっとリアルに作れるはずやもんなぁ・・・)

私は先日観た『武士の一分』(記事はこちら)を「なぜ今映画化したのか、その意図が分からない」と思っているのだが、よく考えてみるとこの『犬神家の一族』もなぜ今リメイクなのか?という疑問が湧いてくる。
しかしスンマセン、わたくし犬神家のストーリーがほんとに好きなもんで批判的な評価が出来ません(^^;

というわけで、5段階評価で表す場合
私のツボにハマリ度は ★★★★☆ (4つ半)
『犬神家の一族』は横溝正史の作品の中では『八つ墓村』に次いで多く映像化されているのだそうです。
犬神家のほうが多いと思ってたけど違うんや。
今まで観たことない人はもちろん、観たことある人にも改めて奥深さを感じてほしいです。
(12/6 厚生年金会館芸術ホールでの試写会で鑑賞)

【追記】
12/17に「スケキヨで遊ぼう」という記事をUPしました。(こちら
息抜きに笑っていただければ幸いです。(笑)


◆犬神家の一族◆公式HP
原作:横溝正史
監督:市川崑
脚本:市川崑、日高真也、長田紀生
プロデューサー:一瀬隆重
出演:石坂浩二、尾上菊之助、松嶋菜々子、富司純子、
    松坂慶子、萬田久子、深田恭子、奥菜恵、岸部一徳、
    中村敦夫、仲代達矢、林家木久蔵、三谷幸喜 他
上映時間: 2時間14分
12月16日(土)ロードショー


次回の映画記事は『エラゴン 遺志を継ぐ者』(試写会)。
その後『鉄コン筋クリート』(試写会)、『それでもボクはやってない』(試写会)を予定しています。


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コメント

はじめまして。
私も石坂・金田一のファンなので、今回のリメイク(?)が見たくて仕方がありません。
それに、懐かしい顔ぶれも揃っていますしね。
やはり、市川ワールドが一番の感じがしますので・・・
そのため、批判的コメントができません(笑)
それでは、失礼いたします。

投稿: kenman | 2006/12/10 11:53

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多忙のためコメントの返信が遅れておりますm(_ _)m
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kenmanさん、はじめまして。コメント有難うございます☆
kenmanさんも石坂・金田一のファンとのことで嬉しいです。
旧作ファンも沢山劇場に足を運びそうな気がしますよね。
ストーリーが本当によく出来ているので、何度観ても飽きなくて・・・
名作だと思います。
こちらからもまた寄らせていただきますネ。

投稿: いも→kenmanさん | 2006/12/14 23:00

こんにちは♪
TBありがとうございました。
スケキヨ君が黒い頭巾を取ると白いマスクが表れ、そのマスクを外すと・・・っていうところが一番怖いところですね~。
マスクの口元の動きが気持ち悪かったです(汗)

投稿: ミチ | 2006/12/17 19:33

TBどうもです!
同じく、私もこの作品が好きなので、何故リメイクなのか?という疑問はあれど、気にしないことに(笑)

白マスク遊び拝見させていただきました!
・・スケキヨもあれではかたなしですね。
赤いおちょぼ口のものは、ちょんまげもつけて欲しかったです!

投稿: たいむ | 2006/12/17 21:26

 ども、たましょくです♪

 あからさまに「人形」だったのは、昔に比べると残酷な表現
に対する規制が厳しい?からなのか、それとも「血なまぐささ」
を少しでも緩和するためでしょーか?w

 >「スケキヨと遊ぼう」
 うはwかなりウケますw「優しい」が怖いと感じてしまいま
した♪

投稿: たましょく | 2006/12/17 21:30

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