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2006/08/30

映画「グエムル 漢江の怪物」

Imo_guemuru

韓国映画『グエムル 漢江の怪物』の試写会に行った。
元々エイリアン好きなうえに、お気に入りの俳優ソン・ガンホが出ているとなれば期待せずにはいられない一作。

漢江(ハンガン)・・・ソウルの中心を南北に分けて流れる雄大な河。
天気のよい休日には家族連れや恋人達が河川敷でくつろぎ、遊覧船も通るこの河の河川敷で売店を営むパク・ヒボン。
パクには店番もろくに出来ない長男カンドゥ(ソン・ガンホ)、アーチェリー選手の長女ナムジュ、酒癖の悪い次男のナミル、そしてカンドゥの娘であるヒョンソがいたが、ある日突然現れた怪物(グエムル)にヒョンソをさらわれてしまう。
被害者の合同葬儀で泣き叫ぶパク一家。
しかしそのあと抜け殻のようになっているカンドゥの携帯に電話が入る。
それは死んだと思っていた娘ヒョンソからの助けを求める声だった。
ヒョンソは生きている・・・パク一家はヒョンソを助けるために駆けずり回る。

・・・とまぁ大まかにはこんな感じだが、
前半はかなりワクワクしたよー!
先に書いたように私は元々エイリアンとかこういう得体の知れないもの系って大好きなんよね。
で、このグエムルってのが、どこかの研究者が垂れ流した薬物によって魚が突然変異したみたいな怪物なんやけど、最初橋の欄干に丸くなってぶら下がってて、それがズローッとゆっくり身を伸ばして河に落ちるシーンがあって「オォーッ」て感じやったわ。
なんていうのかな、あえて例えるなら生卵を2つに割って、中から白身と黄身がトローッと下に落ちるところをスローで見てるみたいな感じ。
好きやなーこういう気色悪いの。(笑)
おまけに人々の前に全貌を現すときは、意外なところから現れたり。
さらにはユーモアのセンスもなかなかで
例えば怪物が現れてカンドゥがヒョンソの手を引いて逃げるこのシーン。
↓↓↓

Imo_guemuru2

この直後のシーンがかなりフガフガだった。
みんな死にもの狂いで逃げ惑う場面であの笑い。
ここら辺が韓国映画のうまいところというか。

だから前半はドキドキ感・疾走感・ユーモアなど合わせて、私的には星5つあげてもよいくらいツボにハマってたのです。

ところが。
後半がねぇ・・・。

なんかものすごく「感動巨編」みたいな作りになっちゃってて、怪物を倒すシーンでも「そんなに引っ張らんでええやん」って思うくらい、しつこくスローモーションで引っ張ったりして、テンポが悪くなって一気に冷めちゃったんだよなぁ。。
なんでもこの作品は「ロード・オブ・ザ・リング」「キング・コング」の模型制作やCGで知られるニュージーランドのWETA、視覚効果スーパーバイザーには「スターウォーズ エピシード1」「ジュラシック・パーク」のケヴィン・ラファティが関わっているそうで、おそらくアメリカでの公開も視野に入れて制作したからこういう展開になったのかなぁ?
「グエムルに襲われた人がウィルスを持っている」ということに関する陰謀も、この際もうどーでもええのに(というかむしろいらん)と思ったし。
後半は「家族の結束」がメインみたいな感じやったから、私個人的にはもっと怪物の姿を見たかったというのが本音かな。
(この辺は人それぞれ何を期待するかによると思うが。)

ちなみに監督のポン・ジュノは「私は高校時代、漢江のジャムシル大橋の柱を登る不思議な怪物を目撃しました。監督になったら必ずこれを映画にしようと、固く決心しました。」と語っているそうです。


というわけで、5段階評価で表す場合
私の評価は ★★★☆ (3つ半)
前半のままのテンポだったら、4つ半か5つ星だったかも。
音楽がとても良かったです。
(8/17 リサイタルホールでの試写会にて鑑賞)


◆グエムル -漢江の怪物-◆公式HP
監督:ポン・ジュノ
音楽:イ・ビョンウ
出演:ソン・ガンホ、ピョン・ヒボン、パク・ヘイル、ペ・ドゥナ、コ・アソン他
上映時間: 2時間
9月2日(土)ロードショー


次回の映画記事は『シュガー&スパイス 風味絶佳』(試写会)。

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コメント

TBありがとうございます。

>「ロード・オブ・ザ・リング」「キング・コング」の模型制作やCGスタッフ
WETAですね。
エンドロールに出てました。

>「スターウォーズ エピシード1」「ジュラシック・パーク」の視覚効果スーパーバイザー
こちらはILMですね。
関係しているとは知りませんでした。
WETAとILMが手を組んでやるとは思えないので、
元ILMのどなたかが絡んでいるんでしょうか。

投稿: KGR | 2006/08/30 13:57

こんにちは。
弊ブログへのトラックバック、ありがとうございました。
こちらからもコメント&トラックバックのお返しを失礼致します。

この作品は、モンスターやパニック映画とは一口に言いがたい、不思議な味わいを感じる仕上りであり、この点が後半の物語展開も含めて評価が分かれてしまうのではないかと思いました。
そして、米国への想いを感じるウィルスのエピソードには、映画の大筋に対して不自然な印象が確かにあり、改良の余地があるのではないかと僕も思いました。

また遊びに来させて頂きます。
ではまた。

投稿: たろ | 2006/08/30 14:51

>KGRさん

こんばんは。コメント有難うございます!
ちょぅど記事を編集しなおしているときにKGRさんからコメントを
いただいたのでタイミングがあれでしたが(^^;、
視覚効果スーパーバイザーはケヴィン・ラファティです。
WETAとケヴィン・ラファティについては、試写会の際に新聞が配られてて、
そこに載っておりました。(公式HPのスタッフのところにも載っていますよ)
ラファティは「ジュノ監督という偉大な監督と仕事ができたことは光栄だった」と
最大級の賛辞を送っているのだとか。
私はその辺のスタッフにこだわりは無いので、
作品がよければ良しなんですけどね。

>たろさん

こんばんは。コメント&TB有難うございます!
ウィルスのエピソードは取って付けたみたいにハリウッド映画っぽくて
違和感を感じてしまったのですが、でも元々こういう得体の知れない系が
大好きなので(笑)楽しめました。
また寄らせていただきますね。

投稿: いも→皆さん | 2006/08/31 22:52

こんにちは♪
TBありがとうございました。
韓国映画のパワーを感じました。
怪物の怖さと、韓国映画独特の笑いが共存しているのが面白いですね~。

投稿: ミチ | 2006/09/03 11:42

こんばんは。私たちも試写会にいきました。
おもしろい、不思議な感じのする映画でしたね。
怖さだけでなく、笑いがちりばめられてたのしかったです。

投稿: Lisa&Tom | 2006/09/03 22:58

こんばんは。

TBありがとうございます。

この映画、結構みなさん楽しめているみたいなんですが、私はなんだか納得いかないんですよね、ヒョンソの扱いが‥。

あのバケモンの現れ方なんかは悪くないなぁと思うんですけどね。

投稿: やつがれ | 2006/09/04 00:20

TBありがとうございます!

グエムル、上質なB級映画でしたよね^^
(ひょっとするとB級を装った・・・)

プラド展、近々に行く予定なので記事を楽しく拝見しました
こちらも期待してよさそうですね。

投稿: KAZE | 2006/09/05 23:28

>ミチさん

こんばんは。コメント有難うございます!
前半はフガフガするシーンも割りとあって楽しめましたね♪


>Lisa&Tomさん

こんばんは。コメント有難うございます!
笑いを散りばめるあたりが「あぁ韓国映画だなぁ」と思いながら
観ておりました♪


>やつがれさん

こんばんは。コメント有難うございます!
> この映画、結構みなさん楽しめているみたいなんですが
それが公開後にTBいただいた方の記事を読むと、
「ビミョー・・・(^^;」
と書いておられる方も結構いらっしゃいました。
ところどころ笑いが入ってるあたりが逆に中途半端な印象を与えている部分も
あるかも知れないですね。
家族の描き方も、主要な登場人物が多すぎて散漫だったような気もします。
個人的にはもっと怪物中心に描いて欲しかったのですが(笑)
怪物が川の中からザバッと姿を現すかと思いきや、
土手の横から現れたときには意外性があって驚きました。
また寄らせて頂きますね。

>KAZEさん

こんばんは。コメント有難うございます!
プラド美術館展に行かれるんですね☆
絵画鑑賞がお好きでしたら、きっと堪能できることと思います。
人物画だけでなく静物画も見事なんですよね。質感とか立体感があって。
是非楽しんできて下さいネ。

投稿: いも→皆さん | 2006/09/06 00:46

あの怪物、それだけで押しまくれるほどキャラクターが強くないんですよね。
むしろ、あの家族のキャラのほうがいっぱい強烈な設定されてました。

そのおかげで、ソン・ガンホ先輩が、一番怪物っぽくなっちゃってます(笑)。

てなわけで、TBありがとうございました。

投稿: にら | 2006/09/08 09:23

にらさん、こんばんは。コメント有難うございます!
怪物よりも家族をテーマにすることに比重をおいてたのかも知れないけど、
どちらも中途半端な感が・・・
個人的には怪獣中心に大暴れ!てな作品が観たいです。(笑)

投稿: いも→にらさん | 2006/09/12 00:50

TBとコメントをいただいたお礼に、オイラもカキコを♪(^-^)b
ストーリーの方は多々ありますが、あの怪物の動きはやっぱ必見
ですよね~☆ カーブ曲がるの下手で横滑りするところとか、
寝てるふりしてぢつは警戒してる所とか、わざわざ骨を吐き出す
の見せびらかすところとか・・・食べる人間も何気に選んでる様なの
もけっこうオチャメさん!
でも、なんつっても一番のチャメっけは縦回転して迫ってるって
珍芸でありましょう♪(笑) あれに惚れました。(* ̄▽ ̄*) 

投稿: ガンヘッド♪ | 2006/09/17 03:08

TBどうもでした~♪
イマイチでした。評判が良かったので、期待しすぎてたんでしょうかね・・・

怪獣もイマイチ斬新さがなかったし、ドラマもどれも中途半端な感じですか?僕の感性が鈍いんでしょうかねぇ・・・(^_^;)

投稿: はっち | 2006/09/18 09:12

>ガンヘッドさん

こんばんは!
怪物モノの映画って、そんなにしょっちゅう公開されるもんでもないから、
ワクワクしますよね。
私は昨年の『宇宙戦争』に大コーフンしたぐらいなので(笑)
←評価の低い人も多いようですが・・・私は映画館で観て良かったと思いました。
基本的には好きですねー。
グエムルはもっと暴れてもらいたかったくらい。
前半をもう一度観てみたいです。
また寄らせていただきますね。


>はっちさん

こんばんは!
> 僕の感性が鈍いんでしょうかねぇ・・・(^_^;)
私は常々書いてるのですが、人それぞれ感受性が違うものだし、
好みや何を期待するかも違うもの。
だから仮に100人で映画を見て、他の99人は同じ意見なのに
自分だけが違ったとしても別におかしいことではないし、
逆に意見の違う人に「違うだろ」と力説するのもおかしなこと。
人は人、自分は自分、です。

投稿: いも→皆さん | 2006/09/19 23:36

TBありがとう。
ポン・ジュノの学生時代の体験ってなんでしょうかねぇ。
ちょっと、アブナイ人だったのか、白昼夢をみる人だったのか、記者向けのリップサービスなのか、本当にXファイルがあったのか。
どうでしょ。

投稿: kimion20002000 | 2006/09/20 23:56

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