映画「ジャーヘッド」

「アメリカン・ビューティー」のサム・メンデス監督の映画「ジャーヘッド」の試写会に行った。(2/3メルパルクホール)
主演は「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」にも出ていたジェイク・ギレンホール。
この人、親指と人差し指で両目の目頭をつまんで鼻側にひっぱったみたいな顔してるな。
そして先日観た「フライトプラン」にも出ていたピーター・サースガード、
「Ray/レイ」のジェイミー・フォックスも出演しています。
この作品が面白いかと聞かれれば面白くはない。
なぜなら、湾岸戦争で戦うために狙撃の名手として砂漠の戦場に送り込まれた若者の日々を綴るこの作品の原作は、1990年に実際に湾岸戦争でサウジアラビアの戦場に赴いた20歳の兵士の「ジャーヘッド/アメリカ海兵隊員の告白」というノンフィクション小説らしいのだ。
つまりこれが全くの作られた戦争映画なら、お涙ちょうだいものの大げさな演出や「戦場での友情を描いた云々」てな内容になるのだろうが、
元がノンフィクションの戦争にまつわる話なだけに面白みに欠けても当然というか、逆に面白くてはおかしいのかも知れない。
だから映画としては割りと淡々としている。
主人公が砂漠に着いてからしばらくは、故郷の彼女のことを想ったり他の兵士たちとバカやったりというシーンが続く。
やたら下ネタ話をあからさまにするのも国民性の違いって感じで苦笑いだが(私も人のこと言えんが(笑))、実際の兵士は着いてすぐ24時間戦ってるわけじゃないだろうし、こういうこともあるんだろうな。
戦闘シーンが出てくるのは後半になってからだが、戦争って何だろう、誰が何の徳になるのか?と漠然と考えてしまう。(戦争関連のものを見るといつも思うが)
ただ個人的には劇場でわざわざ観なくてもよいかなという気もする。
「オススメ!」とはいかない。
でも元がノンフィクション小説だと聞くとなまじ否定も出来ないし、他の戦争を扱った映画と比べると、違う側面を描いた作品ではないかなと思う。
ちなみに“ジャーヘッド”というのはお湯を入れるジャー(びん)の形のような高く借り上げた髪型を称した海兵隊員の呼び名。
ジェイク・ギレンホールは、この映画のオーディションを受けたものの連絡が無く、2~3ヶ月経って不合格だったと思い込んでいた頃に「監督が他の俳優に声をかけている」という噂を耳にし、いてもたってもいられず自ら監督に電話して「この役は自分にしか出来ない。是非自分にやらせて欲しい」と伝えて主役の座を射止めたとか。
そしてこの作品、どうやら盗作疑惑が持ち上がっているらしい。
1987年公開のスタンリー・キューブリック監督の「フルメタル・ジャケット」の内容に酷似していると非難されているとか。
サム・メンデス監督は盗作疑惑を否定し、「ジャーヘッドはノンフィクション小説が元であり、舞台は湾岸戦争。一方フルメタル~はベトナム戦争が舞台だが、歴史上戦争の数は限られているし、武器や服装、トレーニングや環境が同じように見えるのは当然だ」と主張しているそうです。
私は「フルメタル・ジャケット」を見たことが無いので、ご覧になったことがある方は見比べてみてどうでしたか?
◆ジャーヘッド◆公式HP
監督:サム・メンデス
出演:ジェイク・ギレンホール、ピーター・サースガード、
クリス・クーパー、ジェイミー・フォックス他
2/11(土)公開
上映時間 2時間3分
次の映画記事は「子ぎつねヘレン」(関西最速試写会)。
実は今日観に行ったのですが、今週は試写会ラッシュのため後日UP予定です。
そしてそのあとには「ナルニア国物語」の試写会もひかえております。
こちらも近日UP予定です。
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コメント
TBありがとうございました。
アメリカが戦争するときって、こんなノリなのかな?と思ってしまいます。「地獄の黙示録」「ディア・ハンター」も例外ではなく...。
人数だけ集めてもモチベーションが付いてこない戦争って何?と疑問を抱かせました。
それにしてもジェイクって最近いろんな映画に出てますね。
投稿: yanks | 2006/02/07 05:55
こんにちわ。TBありがとうございました。
確かに淡々としていた印象でしたね。「戦争映画」と聞いてイメージする描写は一つも無かった気がします。でもまぁ、実際にこんな感じだったのかなと思いました。
「フルメタル・ジャケット」見ましたよ。兵士達の訓練が『狂気の世界』という感じで、ある意味怖かったです。「ジャーヘッド」は、どの戦争映画とも一線を画す印象だったので、私はどこも似ていないと思いますよぉ。
投稿: 隣の評論家 | 2006/02/07 19:46
>yanksさん
こんばんは、コメント有難うございます(^^)
そうですよねー、「地獄の黙示録」にも同じような感覚のシーンがありましたし、戦争といえども実際の兵士達はこんな日々も送っているのかと思うと何となく複雑な気持ちになりますね。
もしや明日死ぬかも知れないと思うとああいうノリにでもならなきゃやってやれないんでしょうか。
でも下ネタ話なんかは、日本の兵士達だったらあそこまであからさまにはしないだろうなと思ってしまいました(笑)
そしてこの主人公達のように戦場で空回りしてしまう兵士達もいて(でも本人は人を撃つ気まんまんみたいな)、色んな意味で戦争って何なんやろう?と改めて思ってしまいますね。
>隣の評論家さん、こんばんは。
こちらもコメント&TB有難うございます(^^)
そうですね、隣の評論家さんのおっしゃるように「戦争映画」と聞いてイメージする描写は無かったように思いますね。
そして現地に着いてから戦闘になるまで170日ぐらい経ってるのとかを見ると、「実際にはこんな感じなのか・・・」と、妙に人を撃ちたいと思ったりハメを外したりするあたり、やはり精神的には追い込まれているものがあるんだろうなと思いました。
「フルメタル・ジャケット」について教えていただいて有難うございます☆
訓練の描写とかがある意味怖いとのことで、
また「ジャーヘッド」とも似ていないとお聞きして盗作疑惑も晴れ(笑)、
是非機会があれば観てみたいなぁと思います。
また寄らせていただきますネ。
投稿: いも→皆さん | 2006/02/07 23:16
コメント&TBありがとうございました♪
いもさんもメルパルクでご覧になられていたんですね。大阪市内で行われる試写会にはちょこちょこ顔を出しているので、もしかしたらお会いしているかも(笑)
『フルメタル・ジャケット』はオススメです。戦争映画をオススメって言うのには若干抵抗ありますが、本当に完成度の高い作品ですよ。ただ、セリフのお下品さは『ジャーヘッド』の上をいくので、ご覧になる時は覚悟してくださいね…。
あ、「ナルニア国物語」の感想とても楽しみにしてます。
末成由美姉さんの魔女のコスプレの感想も合わせてよろしくです…(笑)
投稿: shinsuke | 2006/02/10 14:12
こんにちは! 「フルメタル・ジャケット」は観たけれどあまり記憶に残っていません。私はこういう淡々とした映画が結構好きなので、「ジャーヘッド」結構好きでした。ジェイク・ギレンホールが好きっていうのも大きいかも? 彼の顔をずっと見ているだけでも楽しめちゃうので。
「ナルニア国物語」行かれるんですね〜! 羨ましいです。いもさんの感想楽しみです♪
投稿: bakabros | 2006/02/11 19:24
shinsukeさん、こんばんは。コメント有難うございます!
数ある試写会の中で同じ会場で観たという方の記事はなかなか
お目にかかれないので驚きました(笑)
ほんと知らないうちにお会いしてるかもしれないですよね。
『フルメタル・ジャケット』、完成度の高い作品とのことで
機会があれば是非観てみたいです。
何と言ってもキューブリックですもんね。
あ、でもお下品さは『ジャーヘッド』の上をいくのか・・・(笑)
何年か前に「地獄の黙示録・完全版」を観に行ったのですが、
これも印象深かったです。
ナルニア国物語の記事、ようやくUPしました。
観る前に予備知識無く偏見を持っていたのですが、
その誤解が解ければ素直に楽しめました。
長い記事になりましたが、その辺の気持ちの変化も書いていますので
よろしければまたお時間のある時にでもご覧下さい(^^)
来週東京で行われる試写会には映画の出演者が来場するらしいのですが、
大阪はコテコテのゲストでした。
ちなみに末成姉さんは衣裳の打ち合わせも綿密にし、
当日は夕方4時から会場入りしていたそうです(笑)
投稿: いも→shinsukeさん | 2006/02/12 19:05
こんばんは。いつもTBだけですみませんっ!
昨日、お邪魔させて頂いたのですが、上手くTBが出来なくて・・・(泣)
今日は、出来てるといいのですが・・・。
遅くなりましたが、いつもお世話になっています!
はじめまして!これからも宜しくお願いします(^^)
この映画、ジェイクとサースガードが素晴らしかったです!
サントラを買おうかと・・・思ってます♪
投稿: 空 | 2006/02/12 19:23
bakabrosさん、こんばんは(^^)
「ジャーヘッド」、今まで観た戦争ものの映画とはまた違った側面を見たという感じで興味深いところがありましたね。
ああいう場所に何百日もいたら自分自身や何が目的だったのか見失ってしまうんだろうなぁとか色々考えさせられました。
ジェイク・ギレンホール、「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」の時に初めて知ったのですが、その時はあまり印象に残ってなかったものの今回は「特徴のある顔だなぁ」とインパクトありました。これから飛躍しそうな俳優さんですよね。
ナルニア国物語の記事もようやくUPしましたので、またお時間のある時にでもご覧頂けると幸いです(^^)
ではまた寄らせていただきますネ♪
投稿: いも→bakabrosさん | 2006/02/12 21:20
空さん、はじめまして。コメント有難うございます!
こちらこそいつもTBだけできちんと挨拶も出来ずスミマセンm(_ _)m
今後とも宜しくお願い致します(^^)
この映画、CMが印象的ですよね~、特にあの音楽。
「サントラを買おうかと思う」というお気持ちよく分かります(^^)
戦争を扱った映画の中でも少し違った側面を覗いたような、そんな作品でしたネ。
投稿: いも→空さん | 2006/02/13 21:11
こんにちは。
>親指と人差し指で両目の目頭をつまんで鼻側にひっぱったみたいな顔してるな。
=すごく笑えました~!!ジェイク、まさにそんな感じ(笑)
実はあまり好みのタイプではありませんが、坊主頭の方が私は好きかな。
ところでキャスト陣はかなり良かったと思います。こういう戦争映画的な感じは知る限りではなく新鮮でした。ただ、映画を娯楽として見てるとちょっと物足りなさもあるかもしれませんが。
自分と戦っている兵士の姿はリアルで実に悲哀に満ちてました。
投稿: charlotte | 2006/02/14 17:33
charlotteさん、こんばんは。コメント有難うございます(^^)
ジェイクの顔の表現、坊主頭だと顔の特徴がハッキリ見えて、
ファンの方から怒られるかとヒヤヒヤしつつも、つい書いてしまいました(^^;
charlotteさんの「自分と戦っている兵士の姿はリアルで~」という部分、
まさにその通りだと思います。
映画としてのエンターテイメント性には欠けるけど、淡々としたところがかえってリアルで、今までの戦争映画では見た事の無い描き方というか新鮮さがありましたよね。
また寄らせていただきますネ☆
投稿: いも→charlotteさん | 2006/02/14 21:42
こんにちは、TBありがとうございます。
確かに「フルメタル・ジャケット」に似ている所はあったかもしれません。
でも全体的な印象は違うものだと思いますよ。
「フルメタル・ジャケット」は観て損はないと思います、是非。
投稿: もじゃ | 2006/02/15 11:24
こんにちは。
TBありがとうございました。
既にみなさんオススメの映画として『フルメタル・ジャケット』をあげておられますが、私としてもこの映画は戦争映画の(ベトナム戦争映画ということではなく)最高傑作だと思ってます。
私見ですけど、『プライベート・ライアン』にしても『ジャーヘッド』にしてもキューブリックの影響下からでてきたんだと思ってます。
それほどに『フルメタル・ジャケット』がこじ開けた戦争映画の描き方は魅力的だったんだと思います。
すいません。キューブリック信者です(笑)
投稿: 16mm | 2006/02/15 13:19
今晩は♪ TB有難う御座いました。
私はこの作品凄く好きですね・・大学進学せずに自ら選んだ軍隊という進路に、疑問と空しさを抱き始め、大事なものを失うだけの戦争体験・・切なさたっぷりの青春映画だと思います。映像も音楽も印象深く残りました。「フルメタル・ジャケット」は未見ですので、是非観てみようと思ってます(^^)v
投稿: マダムS | 2006/02/15 19:55
はじめまして。
TB&コメントありがとうございます。
あはは。確かにジェイク眼の幅が狭いですよね。
いもさんは関西の方なんですね。
私もです~。親近感。
プロフィールもめっちゃ面白かったです。
「ARATA、私とデートしろ~」って私も叫んでいいですか?
これからも、よろしくお願いします。
投稿: April | 2006/02/15 23:10
>もじゃさん
こんばんは。コメント有難うございます!
「フルメタル・ジャケット」、戦争がテーマということで
少しは似たような描写のところがどうしても出てくるんですね。
観て損はないと思うとのことで是非機会があれば観てみたいです(^^)
>16mmさん
はじめまして。コメント有難うございます!
「フルメタル・ジャケット」、皆さん「オススメ」とのことで是非観てみたいです。
戦争映画というと思いつくのが数年前に劇場で観た「地獄の黙示録(完全版)」なのですが、それともまた違った感じの作品なんでしょうか。
16mmさんはキューブリック信者でらっしゃるんですね(^^)
「時計じかけのオレンジ」、「シャイニング」、「アイズワイドシャット」の3作品しか観たことがないのですが、中でも「アイズワイドシャット」は個人的に大好きな作品なんですよ。
あれほど人間の心の内が深く描かれている作品って滅多にお目にかかれないなと思います。
また寄らせていただきますネ。
>マダムSさん
こんばんは。コメント有難うございます(^^)
> 疑問と空しさを抱き始め、大事なものを失うだけの戦争体験・・切なさたっぷりの
まさにそうですよね。
今まで観た戦争映画とは違う側面を描いていて、
自分との戦いみたいな感じのところもリアリティがありましたね。
CMの音楽と映像もインパクトありますよね~!
あれかなり効果あるだろうなと思います。
「フルメタル・ジャケット」、ご覧になった皆さんが「オススメ」とのことですので機会があれば観てみたいですね(^^)
>Aprilさん
はじめまして。コメント有難うございます!
Aprilさんも関西の方なんですね(^^)
プロフィールのページもご覧いただいて嬉しいです。
> 「ARATA、私とデートしろ~」って私も叫んでいいですか?
わはは、叫んでください思いっきり!(笑)
ちなみにARATAさんってもちろん古田新太さんですよね・・・。(違う)
また寄らせていただきますので、こちらこそこれからもヨロシクお願いします☆
投稿: いも→皆さん | 2006/02/16 00:00
TBありがとうございました。
「フルメタル~」には確かに酷似している感はあります…
が、しかし全くの別ものです!!
直線的な描き方じゃないってのが、たぶんそう思わせるの
かもしれませんね!?
でも、そこにみる「リアル」はより強く感じられました。
投稿: purple in sato | 2006/02/18 13:59
こんにちは♪
皆様「フルメタル~」をオススメされていますが、私も同様です。
当時劇場で見たときはショックを受けました。
この映画とはちょっと雰囲気が違いますが、見ておいて損は無いです。
殺人兵器として洗脳されていくところ、気分はすっかり戦争モードなのに暇をもてあまして自分の内面と向かいあうところ、淡々と進みながらもとても印象的な映画でした。
投稿: ミチ | 2006/02/18 16:45
>purple in satoさん
こんばんは。コメント有難うございます(^^)
「フルメタル~」、酷似している感はあるものの全くの別ものとのことで、
皆さん推薦して下さっているので機会があれば是非観てみたいです。
ジャーヘッドは大げさな描き方じゃないところがかえってリアルでしたね。
>ミチさん
こんばんは(^^)
ミチさんも「フルメタル~」オススメなんですね!
戦争映画の中でもこれだけ皆さんが推薦されてるのはなかなかないので
是非観てみたいです。
テレビでやらないかなぁ・・・ってそんなタイミングよくやらないか(笑)
ジャーヘッドはミチさんもおっしゃるように“自分の内面と向かい合う”兵士達の姿が描かれていて、淡々とした中にも今まで観た戦争映画とはまた違うリアリティが伝わってくる作品でしたね。
投稿: いも→皆さん | 2006/02/18 21:16
トラバありがとうございました!
今まで観た戦争映画(といってもあまり観ていないのですが)中で、
この「ジャーヘッド」はすごく新鮮でした。
映画として面白いかは別として、観れて良かったと思います。
投稿: ジャジャ丸 | 2006/02/24 01:42
こんにちは。
戦争映画は、比較的よく観ている方だと思うのですが、あまりに若者らしい会話のシーンに、今までとは違った衝撃を感じました。
ブログ2つ書いてます。
「ミュンヘン」とは違う方のブログからトラックバックさせていただきました。
遊びに来てください!
投稿: 黒猫のみわ | 2006/02/25 08:59
ジャジャ丸さん
こんばんは。こちらもコメント有難うございます(^^)
私もあまり戦争映画は観てないのですが、
観た中では他と違う描き方でしたね。
戦争の裏側を少し覗いたような、そんな感覚でした。
また寄らせていただきますネ(^^)
投稿: いも→ジャジャ丸さん | 2006/02/25 22:23
黒猫のみわさん
こんばんは、こちらもコメント有難うございます!
ジャーヘッドはアメリカの若い兵士達の実態を見たって感じで、
ある意味衝撃でしたよね。
ブログを2つお持ちだったんですね(^^)
また寄らせていただきますね。
投稿: いも→黒猫のみわさん | 2006/02/25 23:37